どうも!そこらへんの社会人です!
私ごとですが、最近悪性の胃腸炎になり39度の熱が出て寝込んでいました・・・
一日寝込んだら熱は下がったのですが、悪寒はまだあったので布団の中でゆっくり休んでいました・・
そんな時にKindleのPrime会員が無料で読める本の中に今回参考にした「仕事は楽しいかね?」がありました・・・・

仕事なんて、楽しくないよ・・・と思いながらこの本を読み進めました。
本の内容としては、会社に15年勤めている男性が、雪に夜トラブルから1日空港で過ごす事になった事で「マックス・エルモア」という老人と1日を過ごすという話です。実はこの老人は、発明家・起業家として巨万の富を築いた凄い人だったのです。
この本自体は、会話をしながら話が進んでいくのですとても読みやすいですし、男性が抱く疑問が私とほとんど一緒だったので共感できる部分もたくさんありました。
とても参考になる本です!
いまの生活を変えたいなら、チャレンジをとにかくすることが大切で、
成功のきっかけは私たちが、そのきっかけに気づくかどうか
私たちは、とてつもない競争の社会に生きている
- 外国企業というライバル
- 多くの女性が出世ゲームに参加するようになった
- 同種のビジネスが多すぎる
- 必要とされる数を超えている
- 供給過多が価格競争を引き起こし企業は価格に振り回されてしまう
今の時代は、上記に述べたことが合わさってとても競争の激しい時代になっています。
みんなが、競争に勝とうと必死になり平均より上にはなるが、周りを見渡せば月並みの仕事ばかりをして定年を迎える人がたくさんいる気の滅入るような時代・・・
だからこそ、私たちに必要なのは今この現実を大きく変化させる「マジック」が必要なのだ。
あるべき状態より、良くあること
「マジック」の一例で、みんなが大好き「ディズニーランド」の創業者「ウォルト・ディズニー」の逸話です。
ウォルト・ディズニーは、白雪姫が井戸の前に立ち「王子様が現れますように」みたいなことを言って、そのあとに井戸に映し出された白雪姫の顔に水の雫がポタポタと落ちて波紋が広がるシーンに強いこだわりを発揮しました。
このなんでもないシーンですが、円を描いて波打つ水面に顔が映って、白雪姫の顔がゆらゆらと揺れているシーンを描くのはとても大変な作業だったそうです。
このシーンを無くしてもストーリーは成り立つのにウォルト・ディズニーはスタッフに多大な労力と時間をさかせました。
その理由は、困難とされていて周りに見せびらかしたかったからです。
あるべき状態より良くあろうとしたからです。

私たちの仕事・生活にもこのような場面はあるのではないでしょうか?
今の状態に満足し、何も改善をほどこそうとしないとき・・・
そうすることで私たちは、転がり込んでくるチャンスを逃していってしまっているのかもしれませんね・・・
試して見ることに失敗はない
私たちの社会では、目標を立てて頑張ることが素晴らしいこと!とされていますよね?
しかし、この本では「たいていの目標設定は、明日のマンネリ」といっています。
どういうことかというと、目標というのは、今のマンネリした生活から抜け出すために設定するが人生なんてどうせ、思い通りにならないから目標設定をしても意味がないと言っているのだ。
ここで例にあげている話はコイン投げの達人についてだ。
1千人の人が集まりコインを投げる。表が出れば勝ち、裏が出たら負けというゲームです。
1千万人が5000人。5000人が2500人という風にだんだん半分になっていく前提で考えると7回投げ終わった頃には8人になる計算結果となります。
この8人は、コイン投げの天才と褒め称えられる。そこから人生は大きく変わっていくでしょう。
ここで言わんとしていることは、運を待たないとうまくいかないということではなくて、
「試すこと」を続けなければいけないということです。
ただ、何もせずにじっとしているだけでは幸運は舞い込まず、試行錯誤を繰り返しながら、それでもどうにかこうにか手当たり次第にあれこれやって見ることが大切ということです。
だから、マンネリ解消のための目標設定をしても試行錯誤をするうえでは役に立たない目標となってしまうのです。「毎日毎日、違う自分になること」これが、作者が持っている目標になります。
失敗するのを怖がりすぎて、チャンスだという事に気づこうとしない
私たちは、失敗するのに臆病な生き物です。
心理学で「プロスペクト理論」というものがあります。
プロスペクト理論とは、人は徳をするより損失を嫌がり精神的なエネルギーの変動は2倍に感じるというものです。
簡単な例でいうと100万円を入手した喜びより、100万円を損した時の方が2倍の負荷が心にくるというものです。
人間は、心理学的に損をすることにすごく弱い生き物なのです。
なので、人間は失敗を怖がりすぎてチャンスを見落としてしまうのです。
ですが、次に紹介するコカコーラやリーバイスといった超有名企業はそのような失敗を恐れないところから発明されました!そのマインドを参考に私達も自分の周りのことを何かの発見や発明に繋げたいですね。
コカコーラ誕生の秘密
アトランタにジョン・ペンバートンという薬屋がいて、何十種類もの治療薬を販売していたそうです。
ある日、ベンパートンが店の奥にある部屋に入ると従業員が新しく作ったシロップ状の頭痛薬を水で割って飲んでいたそうです。
ベンパートンは興味をそそられて飲んでみると・・・・悪くない。
そして、ソーダ水を入れて「コカコーラ」という名前をつけて店で販売を始めたのが始まりです。

あなたは、この話を聞いて運がよかっただけでは?と思いますか?
ベンパートンに成りきってその場にあなたがもし居合わせた時を想像してみて下さい。お店の商品を自分たちのために使っているんですよ??怒ってクビにしてしまうのではないでしょうか?
チャンスが来てもチャンスととらえなければ気づくこともできないのです。
リーバイス誕生の秘密
リーバースの創業者:リーバイス・ストラウスはティーエージャーのときに一儲けしようと色々な商品を持って船でサンフランシスコに向かった。旅先でたくさんのものが売れたが帆布(厚手の布)は売れなかった。サンフランシスコに着くと金の採掘に必要な丈夫なズボンが品薄になっているとの情報を聞き付け帆布を使ったズボンを作って大成功を納めた。

こちらの話もコカコーラと同様ですね。
リーバイス・ストラウスの気持ちになって考えてみて下さい。
疲れた船旅ですぐにお金にしてしまいたい帆布が残っています。
通りすがりの人に「丈夫なズボンはあるかい?」と聞かれても「帆布しかない!!」と答えてズボンを作ることもないのではないでしょうか?
チャンスをつかもうとしなければ、チャンスに気づけないのです。
試すことを実際にやってみる
今までの話を整理すると、運がくるのをじっと待って来たらそれに乗っかるだけ?と思われるでしょう。
そうではないのです。
この本は、最後に具体的にどうしたらいいかを記してくれています。
仕事上でやったミスを全部書き出す
チャンスが、あなたにささやきかけていることに耳を傾けてみましょう。
問題点を書き出す
仕事に関してイライラすることを残らず並べる。
誰か他の人が不平を漏らしているのを聞いたらそれも書き出すこと。
ヒーローに成りたいなら他の人の問題も解決しないといけない。
仕事に関してやっている「あらゆること」をリストアップ
あらゆることをリストアップと言われると・・・難しいと感じるかもしれませんが、具体的にはこのような感じです。
あなたが、本日部内で業務の報告をすることを想像してみて下さい。
そのときにやることは??
・情報はどこで入手する?
・誰に聞くことで情報を入手できるのか?
・どのように情報を分類するのか?
・完成した資料は誰にチェックしてもらうのか?
部内で業務を報告するだけでも、手順をたくさん踏まないと報告できないと思います。
その「あらゆること」をリストアップするのです。
リストアップしたら目のつくところに貼ること
リストアップしたら目のつくところに置いて、毎日読むことです。
このリストがあれば、新しいアイディアが次から次へと生み出すことができるはずです。
私たちが忘れていけないのは、「売れ残った帆布を使って何をすべきか考え続けてこそ、リーバイスのジーンズを思いつくことができるんだってことです。」
如何だったでしょうか?
コカコーラ誕生の秘密やリーバイス誕生の秘密を知れたのも良かったですが、
この本のし主人公の男性が、私と似た思いを持っていた点がすごく共感を持てました。
気になる方はぜひ読んでみて下さいね。
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