どうも!そこらへんの社会人です!
今回は、グロース株はなぜ金利上昇の影響を受けて株価がさがるのか?を書いていきたいと思います。
株式投資をはじめてまだ3か月の私がこの記事を書こうと思ったきっかけは、ニュースで銀行の金利上昇について多く取り上げられている理由をあまり理解できていなかったためです。
私がよく分かっていないのと同様に似たような考えの人もいるのではないかと思ったからです。
グロース株は、なぜ金利上昇で株価が下がるのか?
グロース株(アップル) vs バリュー株(コカコーラ)

グロース株が、金利上昇で株価が下がる理由を説明する前にグロース株代表のアップルとバリュー株代表のコカコーラを比較していきたいと思います。

上記の表で注目して欲しいのは、PER(株価収益率)です。
PER=株価/1株当たりの純利益で求めることができます。
つまり、グロース株(代表アップル)は1株当たりの純利益に対しての株価が、バリュー株(代表コカコーラ)に対し高いことを示しています。


グロース株のPER(株価収益率)が高い理由
では、なぜグロース株(代表アップル)のPER > バリュー株(代表コカコーラ)のPERとなっているのでしょうか?
これは、将来の企業価値への期待が株価に盛り込まれているからです。
グリース株、そのなかでもハイテク株は将来の企業業績への期待を株価は盛り込むためバリュー株よりも比較的株価が割高となりやすくなるためPER(株価収益率)が高くなるのです。
グロース株が金利上昇で株価の下がる理由
グロース株が金利上昇で株価の下がる理由を説明するのに役立つ指標が株式益回りです。
株式益回り=1/PER(株価収益率)で求めることができます。

この指標は、株価1に対してどれだけの純資産を生み出しているのか?を読み取ることができます。
グロース株は、将来の価格を組み込んで割高な傾向が強いですから、株式益回りが低い傾向にあります。つまり、グロース株は株価1に対して純資産をあまり生み出せていないということです。
ここで、金利上昇の話になります。
たとえば、金利が2%となった場合に投資家はより株式益回りの高い(リターンの大きい)グロース株(アップル株式益回り2.72%)を購入しますが
金利3%となった場合はリスクの高いグロース株(アップル株式益回り2.72%)をわざわざ保有せずにバリュー株や銀行株を買いに向かうためグロース株の株価が下がるのです。

金利が上昇したらグロース株は売却したほうがいいのか?
必ずしも金利が上昇したらグロース株は売却したほうがいいのか?というと私はそうは思いません。
これはなぜかというろ、企業業績が上昇すればそれにともない株価が上がるため中長期的にみれば株価が下がっているタイミングが絶好の買い場となるからです。
しかし、それは企業のこれからの成長性をしっかり見極める必要がありますからグロース株だからなんでもよい、というわけではなく自分自身で企業を調査する必要があるのです。
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